東大で学び、音楽する 角野隼斗さんインタビュー
就讀東大、玩轉音樂的角野隼斗(Hayato Sumino)訪談
昨年国内最大級のピアノコンクールであるピティナピアノコンペティション特級にて、東京藝術大学などトップの音楽大学の学生を差し置いて優勝するという快挙(かいきょ)を成し遂げた(なしとげた)ピアニストの角野隼斗さん。情報理工学系研究科に在籍(ざいせき)し、フランス音響(おんきょう)音楽研究所 (IRCAM) で機械学習を用いた自動採譜の研究に従事(じゅうじ)するなど、工学研究者としての顔も併せ持つ(あわせもつ)。音楽と研究を両立させる角野さんの話からは、東大入学後の多様(たよう)な可能性を垣間見る(かいまみる)ことができるだろう。記事(きじ)後半(こうはん)では、牛田智大氏など多くの著名(ちょめい)な若手(わかて)ピアニストを輩出(はいしゅつ)し、角野さんを幼少期(ようしょうき)から支えてきたピアノ指導者の金子勝子さんにもインタビューを行い、ピアニストになるために必要なことや、音楽大学に行かずに音楽をすることについて聞いた。
於去年全國最大的鋼琴競賽『PTNA鋼琴大賽』取得特獎,並擊敗東京藝術大學等頂尖音樂院校菁英學生,榮獲優勝創舉的人正是鋼琴家角野隼斗。就讀情報理工研究科,於法國音響音樂研究所 (IRCAM) 從事AI機械學習自動採譜的研究的角野隼斗,除了是一名鋼琴家以外,同時也是一名工程研究者。透過在音樂與研究之間已經取得平衡的角野先生的談話內容,讓我們一睹他進入東京大學後的多元可能性。 在文章的後半部分,我們採訪了金子勝子,一位培養了牛田智博等眾多青年鋼琴名家、且從小就支持角野先生的鋼琴老師,我們詢問他如何才能成為一名鋼琴家,以及如何在不上音樂學院的情況下演奏音樂。
(取材・円光門 撮影・円光門、宮路栞)
角野隼斗さんがご登壇(とうだん)された弊社(へいしゃ)主催(しゅさい)シンポジウムの報告記事をこちらで公開しています。併(あわ)せてご覧ください。
角野隼斗出席本社主辦的座談會時的文章報導在此刊登。請和我們一起來看看。

――子供の時から数々(かずかず)のピアノコンクールで優勝してきた角野さんですが、演奏技術(えんそうぎじゅつ)を維持(いじ)、発展(はってん)させていくためには毎日の継続的(けいぞくてき)な練習が必要です。ピアノと勉強はどのように両立(りょうりつ)させてきたのでしょうか
――從小就在多項鋼琴大賽獲得優勝的角野先生,為了維持並精進彈奏的技術,每日不斷持續的練習是非常重要的。那麼請問你是如何在鋼琴與課業之間取得平衡的呢?
両立しているという意識(いしき)はありませんでした。音楽と算数の両方に興味を示していたのを親が上手に僕の好奇心(こうきしん)の向く方向(ほうこう)に導(みちび)いてくれたのも大きかったと思います。小5の夏から塾に入った経緯(いきさつ)もその延長線上(えんちょうせんじょう)で、いつしか受験勉強に専念していました。中高時代はバンドで編曲(へんきょく)活動をしたりドラムを叩いていてピアノは毎日1時間くらいの練習でしたね。むしろ本格的にピアノに取り組んだのは大学に入ってからでした。
從來都沒有刻意想過要去平衡這兩者之間的關係呢。音樂和算數這兩者很顯然我都很有興趣,可能父母也滿會引導著我朝著有好奇心的方向發展這點也占了很大的因素。而小五暑假去了補習班的經驗也是個契機,讓我從那時就不知不覺開始專心投入在考試讀書上面。國高中時除了參與樂團的編曲活動以外也有去打鼓,鋼琴的話每天大概練習個一小時左右吧。反而真正的認真去練鋼琴已經是上大學以後的事了。
――そうは言っても、中3の時にはショパン国際コンクール in Asiaで金賞を受賞しています
――這麼說起來,你似乎在國中三年級時於蕭邦國際鋼琴比賽亞洲區獲得金牌首獎。
もちろん、コンクール前には集中して何時間も練習しました。しかしなによりも、幼少期の聴音(ちょうおん)や和声感覚、小学校の時に固(かた)めた技術的(ぎじゅつてき)な基礎(きそ)が有利(ゆうり)に働いたのだと思います。師匠(ししょう)の金子勝子先生が開発した「指セット」という練習法で、5本の指を独立(どくりつ)させそれぞれの実力の差をなくすことを、まだ小さい時から叩き込まれました。
當然,在比賽前還是多少會集中彈個好幾個小時的練習。不過除此之外,我覺得童年時對聽音辨識和對和弦的音感等等、這些從國小開始就做好的扎實基礎也幫上了很大的忙。還有我師從的金子勝子老師也發明了個叫做「指セット」的練習法,也就是五根手指個別的能力要訓練到不能有差別,而我在還很小時就一直被灌輸了這個觀念。
――音楽大学ではなく東大を選んだ理由は
――不去音樂大學而選擇就讀東京大學的理由是?
一つは、両親の助言(じょげん)です。進路を迷っているならまず東大に入ってから本当にやりたい事を見つけていくのがベストでは? と、東大押しでしたね(笑)。実際僕自身も、中高時代ピアノをそこまで真剣にやっていたわけではないので、音楽大学で一日中ピアノと向き合う勇気は当時の僕にはありませんでした。あと、音楽大学には派閥同士(はばつどうし)の争い(あらそい)とかがあって、そこから離れて自由に音楽をしたいというのもあったと思いますし、プロになるかどうかはさておき東大に行っても音楽はできると思ったんですよね。
其中一個原因是父母的建議。既然不確定未來要走哪條路,先進東大後再尋找自己真正想做的事豈不是更好,對吧?所以、就決定是東大了吧(笑)。實際上本身在國高中時也沒怎麼去認真練琴,所以當時自己也沒有那種要在音樂學院中整天面對鋼琴的勇氣。還有、音樂學院也有派系爭鬥之類的,因為想遠離那些爭鬥自由的玩音樂的緣故,就把是否能變成鋼琴專家這件事放在一邊,然後就想著去東京大學也可以繼續玩音樂呢。
――音大生をうらやましいと思うことはありますか
――曾經想過會羨慕那些音大的學生嗎?
今でも音大コンプレックスはありますよ。音大生しかいない所にいると何となく肩身が狭いような気がするし,彼らは演奏はもちろん音楽理論や音楽史を包括的(ほうかつてき)に学ぶので、楽曲(がっきょく)に対して深い理解を持っていて、自分の不勉強さを恥じることはあります。
現在還是覺得音大很複雜呢。在全都是音樂系學生的環境裡,不知為何總覺得自己會很羞愧,畢竟他們除了練過演奏以外,還全面系統性的學過音樂理論啊、音樂史之類的,所以對樂曲都有非常深刻的理解,跟他們相比起來真的會為自己的不認真感到羞愧。
――しかし、2018年には東京藝術大学などトップの音大生を差し置いて、ピティナピアノコンペティション特級(とっきゅう)でグランプリを受賞しました
――然而,在2018年時你還是東京藝術大學等頂尖音大學生把他們晾在一邊、並在全國PTNA鋼琴大賽中擊敗他們獲得特級首獎。
はい、そのおかげで、音楽関係の色々な人たちに出会うことができましたし、共演やリサイタルのお話も多くいただきました。また、フランスの世界的なピアニストであるジャン=マルク・ルイサダの友人の作曲家(さっきょくか)が演奏を聴きに来てくれて、それがきっかけで後日フランスでルイサダのレッスンを受けることができました。
是的,但也多虧了那次經驗,讓我認識了音樂圈很多不同的人,也因此獲得了許多聯合演出和獨奏會的邀請。還有,法國的世界籍鋼琴家Jean-Marc Luisada的作曲家朋友剛好也有來看演奏會,而那也是個契機,讓我能夠在日後去法國接受Luisada大師的授課指導。
――東大に入ってよかったことは
――有沒有哪些事情讓你慶幸還好自己有選擇東大?
東京大学ピアノの会に入ったら、クラシック音楽に情熱(じょうねつ)を注ぐ(そそぐ)人たちに多く出会って、刺激(しげき)を受けました。あと、東大POMPというサークルで引き続きバンド活動をしたのですが、こういう経験って音楽大学では得られなかったと思いますね。金子先生にも、「あなたは音大生よりも楽しんでピアノを弾いてるね」って言われます。
當我加入東京大學鋼琴會時,認識了許多對古典音樂充滿熱情的人,也因此受到許多的刺激影響。還有,我也有在一個叫東大POMP的社團裡持續參與樂團活動等,這些經驗都是我覺得沒有辦法在音樂大學裡得到的。金子先生也用「你比那些音大生還更喜歡彈鋼琴呢」這句話來說我。
――現在は演奏活動の傍ら(かたわら)、情報理工学系研究科に修士2年として在籍していますが、どのような研究をしていますか
――現在除了演奏活動以外,就讀情報理工學系研究科碩士2年級的你,正在做怎麼樣的研究呢?
主に機械学習を用(もち)いた自動採譜の研究をしています。まず、音源データをMIDIデータという抽象化(ちゅうしょうか)・記号化(きごうか)された情報に変換します。採譜はMIDIデータを楽譜に還元(かんげん)することでなされるわけですが、正確な採譜がなされるためには、音源データとMIDIデータの差をできるだけ縮めなければいけません。そこで、MIDIデータを再生した際の音源データと、元の音源データを比べて、データ変換時のパラメーターをどう調節すれば両者の差は縮まるのかということを、人工知能(じんこうちのう)に学習させています。
主要是在做機械學習技術進行自動採譜的研究。首先,我們要先把音源數據先進行MIDI數據這種抽象化、記號化的資訊轉換。雖然採譜要先還原成MIDI數據,但為了進行準確的採譜,音源數據和MIDI數據的差異要盡量縮到最小。接著,在回放MIDI數據時的音源數據以後,跟原本的音源數據來比,如何調整數據轉換時的參數使兩者之間的差距縮小,正是我們在讓人工智慧學習的事。
――研究の意義(いぎ)は何だと考えますか
――研究的意義是什麼你覺得呢?
まず、聞いたものを楽譜にするシステムを構築(こうちく)することには一定の需要(じゅよう)があると思います。また、メガバイト単位(たんい)の音源データをキロバイト単位のピアノロールに還元できれば、それだけ情報量の濃度が高くなるわけです。音楽面に関して言えば、楽譜は基本的に平均律を元に作られているので多かれ少なかれそれに縛(しば)られますが、先入観のないコンピュータがピアノロールの表記を元に演奏、作曲すれば、12平均律の枠組み(わくぐみ)に慣れきった人間とは異(こと)なり、いずれ音楽を新た(あらた)な次元(じげん)に到達させるのではないかと考えます。
首先, 我認為建構一個能夠把聽到的音樂轉成樂譜的系統是一定需要的。而且將兆字節(MB)單位的音源數據縮減為千字節(KB)單位的鋼琴軌道,光是這樣的資訊量密度一定會變得非常高。就音樂面來說的話,樂譜是以平均律為標準去創作出來的,因此或多或少都會受到這個的限制。而沒有被此觀念先入為主的電腦AI只會將鋼琴軌道的表記符號原原本本的彈奏出來,至於作曲的部分,也跟習慣以十二平均律的框架的人類不同,所以我認為這個研究最終會把音樂帶到一個全新的高度境界。
――研究のアイデアが演奏に生きることは
――研究的想法是否能實際使用在演奏上?
ありますね。私は自動採譜だけでなく自動編曲の研究も行っているのですが、オーケストラをピアノに編曲する時に、弦楽器(げんがっき)のレガートを、打鍵(だけん)したら音が減衰(げんすい)していくピアノでどう表すかという問題があります。弦楽器のダイナミクスをピアノで近似(きんじ)するには、ピアノで一音が出されてから減衰するまでの時間を考えて、つなげれば良いということが分かりました。このようにして、音源データの細(こま)かいダイナミクスに着目(ちゃくもく)することで演奏のヒントを得ることがあります。
目前有在使用了。我除了研究自動採譜、同時也有在研究自動編曲。在進行管弦樂團鋼琴部的編曲時、當絃樂器進行到圓滑奏部分時,存在著按下琴鍵後琴聲漸弱要如何被標示的問題。為了讓鋼琴跟上絃樂器的動態,若考量鋼琴每彈下一個音符到聲音衰減為止的時間的話,是可以很好地把它們連接起來的。這麼一來,便可以透過觀察音源數據的動態細節來獲取演奏時的提示。
――昨年9月からは半年間、フランス音響音楽研究所 (IRCAM)に留学されました
――從去年9月開始算起的半年、你都在法國音響(おんきょう)音樂研究所(IRCAM)留學呢。
私が所属(しょぞく)している原田研究室は機械学習の研究を行っているところなのですが、音に特化しているわけではないので、教授からフランスで自分の専門を深めてみればどうかというお話をいただきました。フランスでは演奏家や作曲家といった実践者(じっせんしゃ)と工学研究者などの理論家の協同作業(きょうどうさぎょう)を見ることができて、とても刺激的でした。日本の音楽界では実践は音楽大学、理論は一般大学とくっきり分かれていますが、不思議(ふしぎ)に思いますね。分かれずに一体(いったい)となっている方が、双方にとって面白いのではないでしょうか。
我所在的原田研究室正在進行機械學習的研究,但我們並不是專門研究聲音的,所以教授便建議我去法國深造我自己的專業領域。在法國,我看到了實踐者如演奏家或作曲家,及工程研究學者之類的理論家之間的緊密合作,這還滿令我振奮的。畢竟在日本的音樂界中,實踐是音樂大學在做的事,而理論則是一般大學在做的事,兩者都分工得清清楚楚,所以當時才會覺得真的很不可思議。畢竟如果可以不分彼此地、雙方一起攜手合作的話,這樣不是很有趣嗎?
――たしかに、日本では実践者を目指(めざ)すならば音大に行く傾向(けいこう)が強いですね。イェール大学など海外の総合(そうごう)大学では、学内に音楽学部があって、演奏家や作曲家の養成が行われています
――當然,在日本如果目標是當實踐者的話會更傾向於去音大呢。不過像耶魯大學等海外的那些綜合大學,如果校內有音樂學院的話,也會進行演奏家或作曲家的培養。
あいにく高校生の時はそのような学部の存在を知りませんでした。知っていたら進学していたかもしれません。
很可惜高中時的我並不知道有那種學院的存在。如果知道的話說不定就會去讀那種學校了吧。
――研究の最終的(さいしゅうてき)な目標は
――那麼你研究的最終目標是什麼呢?
音楽の本質(ほんしつ)は音そのものだろうか、それとも音を創(つく)り出(だ)している人間なのだろうか、という問いを突き詰(つ)めたいです。ぼくは前者だと思うんです。会話相手が人間ではなく機械(きかい)であることを見破(みやぶ)れるかというチューリングテストと同じように、演奏が機械によるものか、人間によるものかというテストをして、区別できなければ音楽の本質はただ音の構造(こうぞう)だということになるじゃないですか。楽曲を純粋(じゅんすい)な記号としてモデル化することで人間的なものを全て排した時、音楽にどのような表現が生まれてくるのかということに関心があります。
我想再追問:音樂的本質究竟是聲音本身還是創造出音樂的人類呢?我自己認為是前者。如果你想看出談話對象會不會不是人類而是機械,只要跟圖靈測試一樣,策劃一個猜測演奏是由機械還是人類完成的測試;若這兩者之間的差異不能被區別的話,那麼音樂的本質就只是聲音的構造不是嗎?若使用純粹的記號代表樂曲這點去模組化,並把屬於人性的部分全部排除以後,究竟會有怎麼樣的音樂表現被創造出來呢?這也是我還滿好奇的一個點。
――今後の展望は
――那麼你對未來的展望是?
修士号(しゅうしごう)を取得(しゅとく)後はベンチャー系の企業に就職して、そこで音に関する研究プロジェクトに参加させてもらいながら、ピアニストとしての演奏活動もする、というのが目下の計画です。ゆくゆくは、人工知能等の技術を自ら(みずから)の音楽活動に活かしたいですね。
在取得碩士學位以後去新創公司就職,然後參與製作一些跟聲音相關的專案研究,並同時以鋼琴家的身分去進行演出活動,這些就是我目前的計畫。也希望哪天我能夠把人工智慧的技術應用在我自己的音樂活動之中。
【2020年1月追記】
――ピティナピアノコンペティション優勝直後にフランスで音楽情報処理の研究に従事し、今年度は修士論文に向けて研究をまとめながらリヨン国際ピアノコンクールで3位を受賞するなど、大変な努力を続けられてきたと思います。取材当時(2019年5月)から日が経ちましたが、YouTubeの登録者数が10万人を突破し、演奏活動は本格化、修士論文を提出し終え就職を前にした今、どのような心境の変化がありましたか
【2020年1月後記】
――PTNA鋼琴大賽優勝以後,除了前去法國從事音樂情報處理的研究,並於今年針對碩士論文的研究做出總結同時,也在法國里昂國際鋼琴大賽中榮獲第三名等等,我都認為你持續付出了許多的努力。自當初採訪(2019年5月)也過去了好些日子、你除了的Youtube的訂閱人數突破10萬人、演奏活動也正式接上軌道,碩士論文也進入提交結束的階段、也開始準備出社會工作了,到目前為止,請問你有怎麼樣的心境變化嗎?
ここ半年間でありがたいことに本当に色んな機会をいただけるようになって、すっかり演奏活動が自分の生活の大部分を占めるようになりました。昨年末に全国6公演ツアーも完走し、今年も既に沢山のコンサートが決まっています。そんな中で、自分は結局何をやるべきなんだろう、何がしたいのだろうということもずっと悩み続けていました。
卒業してからは、音楽を主軸に据えた活動を行っていこうと思っています。ただ、だからと言って研究をやめるつもりはなくて、むしろ音楽×AIの研究は自分にしかできない音楽活動をする上で大きな武器になり得ると思っています。実現できるかはわかりませんが既にいくつかアイディアもあります。大きく見れば全てが表現活動であるような気持ちです。
そんなことを今は考えていますが、もしかしたら1年後にはまた考えが変わっているかもしれません(笑)。でも僕は今できることを、ただ全力で頑張っていきたいと思います。
在過去的半年中,我有幸獲得了很多機會,演奏活動已經成為我生活中很重要的一部分。 去年底,我完成了全國6場巡演,今年也已經敲定了很多場演奏會。 在這樣的情況下,我一直在煩惱我自己到底該做什麼、想做什麼。
畢業後,我想從事以音樂為主的活動。 然而,這並不意味著我要停止研究。相反,我認為音樂 x AI 的研究可以成為一項只有我能在音樂活動做到的秘密武器。 我不知道這是否有可行性,但我目前已經有一些想法了。從廣義來看,感覺全部都只是表演的一種形式。
雖然我目前這樣想這個問題,但也許一年後我又會有不一樣的想法(笑)。不過我想,我會盡我所能,全力以赴。
◇
(以下為針對角野隼斗的老師,金子勝子的訪談。)

金子勝子( Katsuko Kaneko)女士(鋼琴指導教師)畢業於國立音樂大學鋼琴專業。 在昭和音樂大學鋼琴研究科任職教授等,目前擔任PTNA(全日本鋼琴教師協會)的董事會成員、指導委員會成員和教學方法研究委員會主席。
――はじめに、先生が開発した練習メソッド「指セット」について教えてください
――首先,想請您先介紹一下您所開發的「指セット」練習法。
単に指をよく回らせるための教材は世間にたくさんあります。でも5本の指は付き方が一本一本違う上に、実力の差があるわけで、その状態のままだと何回も弾けば弾くほど実力の差が出てきて下手になってしまうのです。この問題を解決する教材が今までなかったので、各指の実力差を縮める「指セット」というメソッドを私が作りました。もっとも、角野くんは生まれながら良い指をしていたので、「指セット」をそれほどやる必要はなかったのですが。
這世界上有許為了轉指技巧而出的教材。 不過,在五手各使用的彈奏方式都不同的情況下,每根手指的能力也會出現差異。 直到現在,都還沒有出現解決這個問題的教材,所以我創造了一種叫做“指セット”的方法來減少每個手指的能力差異。 不過角野的手指天生就很優秀,不需要那麼這麼多“指セット”的練習。
――角野さんはどのような生徒でしたか
――您覺得角野是怎麼樣的學生呢?
昔からピアノ一筋というよりは、音楽全般が好きという子でしたね。中学に入学した時、親御さんから「この子は勉強の道の方が合っていると思うので、ピアノはそこそこにお願いします」って言われたんです(笑)。本人もクラシック音楽以外に編曲や即興、ロックバンドなんかやったりして、興味の幅が本当に広かったですね。昨年ピティナピアノコンペティション特級で優勝したのを見て初めて、彼はピアニストになれる、と思いました。
從小開始,比起一心在彈鋼琴,他更像是一個什麼音樂都很喜歡的孩子。 在他國中時,他的父母還告訴我「我覺得這個孩子比較適合好好學習,所以我希望你給他適度彈鋼琴就好。」呢(笑)。 除了古典音樂以外,他還會玩編曲、即興創作、搖滾樂團等等,興趣真的相當廣泛呢。 而去年我看到他獲得了PTNA鋼琴大賽特級冠軍時,我就覺得他也可以成為一名優秀的鋼琴家呢。
――東大や東大院に入ってから、角野さんの演奏が変わったと思うことはありますか
――您認為角野在進入東京大學就讀學碩士以後,演奏時的表現有什麼變化嗎?
より考えてから音を出すようになりました。中高生の時は、何も考えずにぱらぱらと弾いていることがありました。そんな時、左手のこれは何を意味しているか、フレーズの中でこのハーモニーはどの方向性を帯びているのかなどと聞くと、角野くんの答えは私が考えていたことに、いつもぴたりと合っていました。音楽は彼の中に内蔵されているのだけど、出し方が分からなかったわけですね。今でも、よく聞くと左手で出す音が平坦になっていたり、レガートにもう少し内容がほしいと指摘することはたまにありますが、ハーモニーの方向性や連続音の差異などの表現の仕方をよく考えて弾いていると思います。大学院で研究する上で、音楽ってこういうことなんだなということが分かってきたのでしょう。
變得更會思考每一個音符背後的涵義才彈奏出來。在他國高中的時候,也是會什麼都不思考、彈得凌凌亂亂的。 那時,當我問他左手的這段是什麼意思、這個小節中的和絃在樂句中的目標是什麼時,角野的回答正是我所想的。 音樂就潛藏在他的內在裡,只是他不知道如何把它表達出來。 即使是現在,我有時也會發現他左手彈奏出來的音符是扁平的,偶爾也會指出圓滑奏的地方需要注入更多的感情內容,也覺得他在和弦的方向性或連續音中的差異等的表達方式要多加思考一番再去彈奏。我認為他透過在研究所進行的研究,也開始明白什麼是音樂的意義所在。
――角野さんは、今でも音大コンプレックスがあると言っていますが
――角野現在還是說他覺得音大非常複雜呢,您覺得呢?
音大コンプレックスなんて感じる必要はないですよ。確かに音大には切磋琢磨できる環境が備わっているという点では良いですが、ピアニストになるに当たって何より重要なのは本人の資質と努力、そして環境です。今回も江口玲先生(東京藝術大学准教授、ジュリアード音楽院ピアノ科出身。ニューヨークと東京を行き来しながら作曲活動を行う)の目にとまり、角野くんは共演させていただきました。角野くんは資質という点では天才的なものがあり、楽曲に対する理解の速さや、リズム感、音色感、バランス感覚、暗譜力、音楽的な頭の良さを持ち、そして中高時代にドラムをたたいていたためかリズム感も抜群です。私は大学教員を引退した後時間的な余裕が生まれたので、角野くんのような優秀な門下生により力を注ぐことができました。現在リサイタルも多く持っている彼には週1回2~3時間のレッスンをしています。時々外来の名教授のレッスンなどを入れることも大切だと思います。
根本不必覺得音大很複雜什麼的啦。當然,音樂學院的好處在於它們提供了一個可以讓你互相切磋的優秀環境,但要成為鋼琴家最重要的還是個人的資質和努力,接著才是環境。像這次角野也吸引了江口玲先生(東京藝術大學副教授,畢業於茱莉亞音樂學院鋼琴系。他在紐約和東京之間來回創作音樂。) 的注意,並被邀請去聯合演出。就資質方面,角野是個天才,他對音樂的理解速度很快,無論是節奏感、音色感、平衡感、樂譜記憶能力、還是音樂天分,都是他通通都具備的。而且也許因為國高中時期有打過鼓的緣故,他的節奏感特別出色。我從大學教職退休後有更多的空閒時間了,所以我可以更多地關照像角野先生這樣有才華的學生。 目前他雖然舉辦了很多獨奏會,但還是會每週上個一次 2-3 小時的課。有時也會去上些來自國外的著名教授的課程,這對他來講也滿重要的。
――音大に行かなくても、良いピアニストになる環境は整えられるということですか
――這是否意味著無需去音樂學院,只要能夠製造出良好的環境也可以成為一名優秀的鋼琴家?
もちろん、王道は音大に進学することですが、諸事情でその道を選ばなかった、選べなかった人の道が必ずしも閉ざされるわけではないということです。
當然,雖然就讀音樂學院才是主流,但對於那些因各種原因而沒有選擇這條路的人來說,這並不意味著這條路就關閉了。
――角野さんは、人間による演奏と区別のつかない機械による演奏が可能になるのではと考えていますが、先生はどう思いますか
――角野認為可以通過機器進行與人類表演沒有區別的表演。您怎麼看?
私は不可能だと思いますね。芸術というのは、人間が創り出すものですから。作曲家と演奏者の人生が演奏に反映されているからこそ、音楽は美しい芸術となるわけです。角野くんの研究が今後どうなるかは、楽しみに待っていることにしましょう(笑)。
我認為這是不可能的。 藝術之所以為藝術就因為它是由人類所創造的東西。正因為作曲家和表演者的在他們表演裡演奏出了他們的人生,所以音樂才會是一件美麗的藝術。至於角野的研究在今後會變得怎麼樣,就讓我們期待看看吧(笑)。
翻譯:鮮奶日文販賣機,歡迎提出錯誤糾正




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